こんにちは(^^♪今回は壁紙のつなぎ目について少しお話します。
壁紙のつなぎ目ってどうやって分からなくするのだろう?なぜ目立つのだろう?
皆様、壁紙工事にて色々疑問があると思います。つなぎ目は、私たちもとても力と気持ちを入れる作業です!!
一般的なビニール壁紙には2種類の施工方法があります。
壁紙は約90cm幅をつなぎ合わせてできる限り一枚ものに見せるようにします。
一つは壁紙の端をあらかじめ機械でまっすぐに裁断したものをつなぎ合わせて行く方法。
もう一つは壁紙を端を2~3cm程重ねてその重なりを切ってつなぎ合わせて行く方法。
今回はこちらをご紹介します。文章だけでは分かりにくいので写真もあわせてご説明します。
まず、壁紙と壁紙を重ねた状態がこちら↓です。
上のオレンジ色のテープは、重なりあってる壁紙に糊を付けないようにするためのテープで
これがないと切ったつなぎ目に糊がついて後々の変色などの原因になります。
重なった下の壁紙にもテープをいれています。こちらは下地基材の石膏ボードなどを切らないようにするもの。
このテープなしで石膏ボードの紙や張替え時の裏打ち紙を切るとつなぎ目が目立つ原因の一つでして、
理由としては切った下地の紙が乾燥と同時に一緒に開いてしまうため。
ですので施工直後はきれいなのですが、1日2日たつとつなぎ目が目立つケースがあります。
下敷きテープ(下のテープ)とオレンジテープはこのように↓なっています。
下の下敷きテープも色々な種類がありまして、壁紙の種類や下地の種類でかえたりもします。
↑写真の重なりをカッターで切るのですが、カッターの角度などでもつなぎ目の仕上がりが変化する繊細な作業!
全集中!つなぎ目の呼吸!壱ノ型!ジョイント切り!(鬼滅の刃風)で最高の力加減でこのように↓仕留めます(^^♪
こうして切った後にテープをとってつなぎ目をローラーでコロコロして完成となります。
題名のように目立つ!?目立たない!!は壁紙の種類や下地状態でも大きくかわります。
それらを考慮して出来る限り目立たないようにするのですが、新規貼りと張替えでは
張替えの方が目立つリスクがあると思います。理由は下地状態で何回張替えたなども影響してくるためです。
いくら頑張ってもつなぎ目の目立ちやすい材料も存在するため、色々と試行錯誤しながら施工しております。
張替え工事でいかに新築に近づけるか!!を意識して、つなぎ目はもちろん下地処理や色々な作業に力をいれます。
リフォーム工事では、色々な原因で仕上がりの違いがでるので話しきれないですが、
これ以上長いと自分でも読めないと思いますので今回はこの辺にします。
これでも長いですがなるべく最低限に収めたつもりです!
何となくイメージできましたでしょうか??またの機会に違う施工方法もご紹介させて頂きます(^^♪