壁紙張り替えの下地処理って何??

皆様大変ご無沙汰しております。お久しぶりのブログとなりました・・・さーせんっ!!(すみません)

時間でき次第皆様のお力になれることや疑問や質問にお答えできるようなブログを書こうと

毎日毎日思い続け、なかなかできずに前回から2か月弱たってしまいました。

書けなかった思いも込めて今回書かせて頂きますので長文になりますが、

軽く(赤文字だけ)でもよいので良かったら目を通してみてください(^^♪

タイトルの通り壁紙張り替えの下地処理って何??

こちらは中々お客様がお目にかかれない部分でして、壁紙の中の状態がどのようになっているかなのですが、

『壁紙の上に壁紙を貼る・壁紙を剥がして壁紙を貼る』などのイメージが一般的に多いのではないでしょうか。

壁紙リフォームにおいて、築年数や当時の糊やパテ(下地処理剤)の種類・構造上の問題・室内環境などで、

皆様のご自宅の壁紙状態は異なり壁紙はもちろん壁紙の中の下地基材(石膏ボード他)の状態も違います。

では、一体壁紙を剥がして下地が悪いとはどういったことなのでしょうか。

壁紙を剥がすと通常裏打ち紙といって壁紙の裏の薄い紙だけが下地基材に残ります。

パテや糊が原因で接着不良を起こしているとこの紙が浮いている事が多いです。

逆にこちらも糊や下地基材・材料の種類や室内環境等でまったく剥がれない時があります。

こうなると石膏ボードの紙までめくれてグレー色の壁になったりします。

要は接着しているか・どこまで捲れるかなどの違いで壁が傷んで凹凸だらけになること。(極端に言うと)

これらにより下地処理の方法も違いますし、かなりひどい場合は壁紙の種類を限定するか新規で壁を作るか。

それらをふまえて出来るだけお客様のご要望や予算に近づけるようすることが大事でして、

その運命の分岐点ともいえるのがこの下地処理。しっかりと下地処理がされてなければ

壁紙の良い仕上がりに繋がらず、ただ張替えただけに近い仕上がりになっている事がよくあります。

では具体的にどのようなことかといいますと、まず下地悪いというのは↓のような状態です。

これらの写真もごく一部ですが、もっと色々な下地状態がたくさんあります。施工事例などでも、よく下地処理の大切さをお伝えさせて頂いているのですが、なかなかイメージしにくいですよね。

ではこれらがもしそのまま貼ったり、軽めの下地処理だと一体どのようになるのか検証します。それがこちら↓↓

こちらは元々貼ってあった壁紙ですが、左の写真は自然光で少し暗い時です。

右写真のように横からLED光をあてると一目瞭然!!下地の凹凸がハッキリみえますよね。

光の当たり方や壁紙の厚み・種類などでも目立ちやすい目立ちにくいがあります。

ですのそうならないように打ち合わせと下地処理を徹底して行っております。

上記は大げさなくらいのレベルですがこのようにならず少しでもキレイに長持ちするよう下地処理をします!

↑このように現場に応じてどの下地処理剤・方法が適切なのか、臨機応変に

材料の種類から糊の選定など様々な事を予測・把握しながら徹底した下地処理を行い、

出来るだけお客様ご希望の壁紙で施工できるよう打ち合わせから引き渡しまで行います。

写真でみえるパテの他にも吸水性や接着性を調整するものや、耐震性にすぐれたものなど適材適所で

材料を使い分けながら『リフォームで少しでも新築当時に近づける』をモットーに施工しております。

お客様に『わぁぁ!新築みたい!!』と言って頂くことがありますが、

自分の目標がそこですので、大変嬉しくお客様のおかげで常に向上心を持つことができます。

下地処理の説明もごく一部ではありますが、メインとしてはこのパテ処理をどれだけ丁寧にするかです。

今回のタイトルに関してお伝えしたかった事は、

壁紙を剥がして下地が傷んでいる所を上記のように下地処理を行ってから壁紙を貼る。

下地処理はどういったものなのか、お客様に少しでもイメージとしてお伝えできればと思い写真で載せてみました。

リフォームや張替えをご検討中・DIYで自分でやってみたい方へのお力になれたら幸いです。

また機会できましたら、壁紙のお話や日常の出来事などアップさせて頂きたいと思います(^^♪