札幌市中央区オフィスビルにて共用廊下のドア上補修工事を行いました。
ご担当者様よりご連絡頂き後日現地調査。1000番台の柄物壁紙をご希望でした。
ドア上のひび割れがあり、左右段差のある壁になっておりました。
よくある補修方法はコーキングで埋めたり、捲って糊を入れてローラーでコロコロなど。
今回のひび割れ箇所は石膏ボードの継ぎ目の割れで、ここには下地処理でパテをしておりますのでパテも粉々に割れています。このような状態に上記のような補修をすると、逆に目立ったり汚くみえたり・すぐにまた捲れてきたりしますのでおすすめしません。
今回のような場合はドア上部分のみ張替えるのが一番おすすめです。
仕上がりと予算を考えた上でこの方法をご提案させて頂きました😊!
しかしここで注意点が一つ!補修箇所の色違いです。
まったく同じ壁紙を使用したとしてもロット番号が違ったりすると色の差が目立ちます。ロット番号とは、簡単に言うと壁紙の誕生日みたいなものです。製造上のお話ですが、誕生日が違うと若干色の差がでる場合があるんです。
さらに経年劣化により少なからず変色もしておりますので、ここに新品をもってくると目立つことがあります。
できるだけ現状貼ってあるものと同じものを使用することが一番きれいに行きますので、担当者様に連絡し、一番おすすめの方法をご提案!ご了承いただき、後日補修工事となりました。
非常口ドアの人が通らないところの一面を白い壁紙に張替えます。
慎重に丁寧に上記の柄物クロスをめくり、この剥がした壁紙を使用して柄をあわせて補修!!
写真みにくくてすみません。暗くて分かりにくいですね。
数か所ありましたので、なるべく柄の合うところを計算して裁断して糊付けします。
糊付け後すぐに貼ると壁紙の伸縮がでて継ぎ目がすいたりすることがあるので1時間ほどビニールにいれて壁紙を置いておきます。うませ時間と言って、ある程度壁紙の寸法が安定するまで放置するのです。
この時空気に触れると乾燥してしまいますので、ビニールなどに入れておきます。壁紙に糊を塗ると水分で伸びます。そしてその後縮みがでます。この特性を理解して壁紙をはりますので、うませ時間はとても大切です😊
この時間でドア上の壁紙を剥がしてヒビ割れ処理をします。
今回は割れてるところに耐震性に優れたパテを注入!!その後壁紙との相性がいいパテをもう一発!
そしてシーラー処理をしてさらにパテとの相性をよくし下地を整えます。しっかりと乾燥させた後に一か所ごとに丁寧に壁紙を補修していきます。継ぎ目やドア枠に糊をつかないように副資材を使い、継ぎ目が目立たないようにもう二度とひび割れが起きませんように!!と願いをこめながら(^人^)
願いを込めたので願いが届きました!きれいに収まりました!(笑)
完成のご報告をし、道具を片付け、消毒作業をして次の現場へ!!
数時間後ご担当者様よりご連絡頂き感動して頂けました😊!