白石区にあるスポーツ店のトイレを工事。今回はいつもお世話になっている、設備屋さんからのご依頼です。
和式のトレイを解体して洋式に交換。床コンパネの取り替えと木下地工事。
石膏ボードの部分張り替え。床クッションフロアと天井壁クロス工事です。
トイレ撤去し、木工事が完成後壁紙を剥がしてパテ処理を行います。
壁紙を捲ると3回ほど張り替えた形跡がありました。壁紙を捲った後に残る裏紙が3枚分の厚みがあり、パテ処理を行っていた箇所はブカブカと浮いた状態でした。
賃貸アパートなどの施工の際はよくある事なのですが、下地がよろしくない状態で張り替え続けると凹凸だらけの仕上がりになります。
接着不良を起こしていると裏紙が浮いた状態なのですが、ここに壁紙の継ぎ目が来ると乾燥後に継ぎ目が開きます。
ですので全体的に浮きが激しい場合は、下地処理をしっかりしないといけません。
今回接着不良を起こしている原因は、たくさん考えられるのですが、パテを乾燥不十分な状態で貼ったのと、パテと糊の相性がよくないパテを使用していたと考えられます。
壁紙の種類にもよりますが、張替え続けるのも限界があります。
3回以上の張替えとなると、元々の下地処理や2回目の施工の状態、室内環境でもかなり変わってきます。
同じ年数が経過しても状態の良い悪いは差が出ます。
❶壁紙を剥がして貼る。
❷壁紙を剥がして下地処理をして貼る。
❸壁紙を剥がして適切な下地処理をして適切な状態で貼る。
❶や❷でも工事は可能です。
予算にもよりますが、❸で工事するのがベストです。
築年数が浅く下地の状態が良い場合もあり、そのような時は❶や❷で工事ができる場合もあります。
❶で可能な工事を❸でやると予算が多くかかってしまう工事になります。
❸の工事を❶でやってしまうと、予算は抑えられますが仕上がりに影響が出ます。
❶には❶を。❸には❸を。それを精一杯お客様にお伝えして一番ベストなお見積もりと工事をご提案する。
そうしてお客様と意見一致して、初めて工事をする準備が整います。
事前準備がしっかりとできれば、あとはお客様宅壁紙を全力で施工する。
今回はお客様と直接打ち合わせをする機会はありませんでしたが、設備屋さんから頂いた写真を見て今までの経験をもとにできる限りのことを予測しお見積もりと事前準備をしました。
使用する糊・パテ・その他副資材。
しっかりと準備して工事に向かいます。
今回の下地は上記でご説明した通りの下地の状態でしたので、下地処理をした後に壁紙の継ぎ目が来る箇所に接着強度を上げる為に処理をしてから壁紙を貼りました。
床はクッションフロア仕上げで、壁と床の取り合いはソフト巾木を取り付けて完成。
一番最後に洋式のトイレを取り付けて、水を通して全ての工事が完了です。
完成後にお客様にお会いすることができました!壁紙も床も大変気に入って頂けました!
たくさん説明したのですが、工事時間とタイミング等で今回施工途中の写真しかりません😖
毎回お問い合わせ時に、ブログを読ませて頂きました。と嬉しいお言葉を頂き、できる限り写真もアップしたいと思っております!
ですが時々、工事状況や荷物の状態等で工事写真を撮れない時があり今回のようにアップできないこともあります😖
今後もこのようなことがあると思いますが、工事内容等のだけでもご紹介させて頂きたいと思っております☺️